アニホスブログ

耳道内ポリープ

こんばんは。
獣医師の呉竹です。
今日は耳の病気、特に実は見つかりにくい耳道内ポリープのお話をさせていただきます。

ポリープという名前を聞くと高齢になってからの病気と思われる方も多いと思います。
ですが、実は若い猫ちゃんに多いのです。

耳道内ポリープは、耳のかゆみや違和感といった外耳炎の症状と似ています。
特に違和感だけだと猫ちゃんはわかりづらく、なんとなく大人しい性格なのかなと思われることがあります。
実際、耳道内ポリープを摘出すると、もともと大人しかった子が活発になったということもあります。

耳道内ポリープの診断は耳鏡を用いて目視することです。
状況に応じて硬性内視鏡を用い診断および治療をします。
外耳炎症状を繰り返すや耳の違和感などご心配なことがあれば診察時にお尋ねください。
写真は耳道内ポリープ摘出処置前後のものです。

獣医師 呉竹
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月1回の恒例行事

こんにちわ!皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?

 

今日は私が飼っているみたらしについてお話したいと思います。

前回、SHARPさんのトイレ紹介の時に 初期の腎不全 ということでしたが

今回は違うことについてお話したいと思います。

 

わんちゃん、ねこちゃんの副腎の正常な大きさ、ご存じですか?

わんちゃんは約5mm~3cm ねこちゃんは約3mm程度で超音波検査では見えないぐらいなんです。みたらしは約1cmあり、超音波検査でもしっかり見えています。

わんちゃんの副腎が正常の大きさより大きい場合はその症状などでACTH検査など行います。

ですが、みたらしはその症状が今現在出ていません。食欲も元気もあり、血液検査でも異常値に引っかからないので月1回の定期健診で様子を見ています。

ペットも高齢化社会になってきたいまだからこそ、定期健診や健康診断が大事になってきます。みたらしは元ノラ猫ちゃんで本当の年齢はわかりません。なので私は、半年に1回は必ず健康診断を行っています。その結果、腎不全だったり、副腎の異常な大きさを発見できることができました!

初期症状で発見できたら完治できる病気もあります。

最近全然血液検査や超音波検査をしてないなーと思ったら1度してみてはいかがでしょうか?

 

動物看護師 三上

 

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ペットケアモニターで愛猫のトイレ事情が丸わかり!?

オシッコはいつから出てないですか?

いつも1日に何回くらいオシッコをしますか?

最近、オシッコの量が増えてきていませんか?

トイレに何回も入るけどオシッコが出ない感じがありますか?

などなどこれらはオシッコに関する問診の一部ですが、どれだけの人が正確に答えられるでしょうか。私も1頭のネコ(ノアといいます)と暮らしていますが、なかなかこれらを正確に把握することは難しいです。多頭飼育であればなおさらだと思います。こういうオシッコの変化に気づくことはいち早く病気を見つけるためにはとても大事なことです。

ペットケアモニターは

・体重

・尿量

・尿の回数

・トイレの滞在時間

・設置場所周辺の温度

が分かります。

多頭飼育の場合は個体識別バッジを使用することで最大3頭まで識別できます。

オシッコに変化が出てくる病気は多いです。例えば腎臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症、膀胱炎、尿道閉塞などなど。愛猫の健康なときのトイレ事情(正常)を知ってこそ、オシッコの変化(異常)に気づくことができるのですね!

ペットケアモニターがそんな私たちの悩みを解決してくれる救世主!?になりそうな予感です!

 

獣医師  中村

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敬老の日

9月16日は敬老の日でした。
ご長寿をお祝いする日です。もちろんご長寿のわんちゃん・ねこちゃんも。
中には20歳を超える子達もいらっしゃいます(驚)
犬か猫、また大型犬か小型犬かでも「シニア」と呼ばれる年齢は違ってきます。
大型犬だと8歳ぐらいで人間の還暦(60歳)
小型犬や猫なら11歳くらいで還暦を迎えます。

シニアの子や、それに近い子達には長生きしてくれていてありがとうとたくさん伝えてあげてください。
もちろん病気に立ち向かって、寄り添っている飼い主様にも感謝を伝えたい日でもあります。
まだ若い子には、長生きするんだよ〜と聞かせてあげてくださいね。

アニホス のゆきちゃんは11歳。
ラブラドールレトリバーで11歳というのは、立派なシニアです。
膝の上で頭を乗せてまったりしているゆきちゃんを見ると、健康で長生きして欲しいなと強く思いました。

健康で長生きしてくれるのが何より嬉しいことです。
5歳を過ぎたら年に1度、健康診断を受けることをお勧めします。
アニホスは健康寿命をのばしていくお手伝いをしてまいります。
お気軽にご相談ください。

アニホススタッフ一同

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Western Veterinary Conference 2019 Sep. in Las Vegas 出張報告

 

獣医師の高野です。

9月2−7日までお休みをいただき、膝の外科手術に関する知見を仕入れるためにアメリカのラスベガスに出張してきましたのでご報告いたします。

 

ラスベガスには、Oquendo Centerという最近完成した研修施設があり、世界中の獣医師が研修のために訪れています。

今回私が参加したセミナーは、膝蓋骨脱臼と前十字靭帯断裂を対象とした膝関節の外科実習です。

Isolockという関節外制動術で使用する新しい整形器具の使用方法を学んだり、膝蓋骨脱臼と前十字靭帯断裂が併発した場合の治療方法について研修を受けてきました。

 

連日研修で観光はできませんでしたが、ストリップ大通りだけ少し散策をしてきました。

映画「オーシャンズ11」が撮影されたベラージオ・タワーズから徒歩1分のホテルに宿泊していたので、折角の機会なので写真撮影をしてきました。

 

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