「可愛がる」って?

 我が家のマメタロウはいつのまにか冬時間から夏時間へと生活パターンを移行し、毎朝5時には私を起こしにやってきて、5時半には散歩へとでかけます。多少寒さを感じる日もありますが早朝は空気もすんで、人影もなく気持ちがいい!まわりを見渡せば草花もしっかり季節の移り変わりを表現しています。どうやら人間である私だけがまだ季節の移り変わりの中で足踏みを踏んでいるようです。
 そんなすがすがしい朝、近所のある方がこんなことを話し掛けてきました。「うちの娘も犬を飼っているんだけど可愛がりすぎて、もう歯が4本しかないの...」私はこの話を聞いたときとても複雑な心境になりました。いったい「可愛がる」とは何なのかと?
 たとえば、最近は肥満の動物が増えていますが、その原因の多くは動物側に代謝疾患などがない限り、飼い主にあることが多いのが現状です。可愛い我が子がほしいといえばあげたくなるのが飼い主の心情!分からないわけでもありません。しかし、その結果、背骨や関節を痛めたり、歯がなくなったりするのは、飼い主にとってもペットにとってもつらいことです。両者にとって良い結果を生み出せる「可愛がり方」はないものでしょうか?
野生動物は食べるものを自分で選択し、体調をコントロールすることが出来ます。一方ペットは与えられるものを食べるしかすべがありません。つまり、飼い主が何を与えるかでペットの健康は大きく左右されるのです。そうなると「可愛がる」とは「甘やかし、その結果健康をそこねること」ではなく「正しく管理し、健康を維持してあげること」ではないかと思います。そのために飼い主は、ペットの習性、食性や必要な栄養素、そして基本的な行動パターンを勉強し、お互い理解しあえるような努力を欠くことは出来ません。
 適切な環境、適度な運動、そして最適な食餌に加えこの上ない愛情を加え、飼い主もペットも健康で楽しい毎日を過ごせるようなお手伝いがもっと出来ればいいなと強く感じた出来事でした。



ビタミン



ビタミンA

皮膚と粘膜を健康に保つ抗酸化作用。

ニンジン、たまご、肝臓、牛乳



ビタミンD

骨の形成に不可欠。

魚、牛乳、チーズ



ビタミンE

フリーラジカルから細胞膜を守る抗酸化作用。血行改善。

アボガド、アーモンド、小麦胚芽、グレープシード油、サンフラワー油



ビタミンK

血液凝固にはたらく。

小松菜、ブロッコリー、春菊



ビタミンC

コラーゲンで身体を強化。抗酸化作用。

キャベツ、ブロッコリー、小松菜、いちご、さつまいも



ビタミンB1

糖質をエネルギーにかえる脳などの神経機能の正常化。

かつお、玄米ご飯、小麦胚芽、きな粉



ビタミンB2

脂質の代謝を促進。成長を促進する。

レバー、いわし、牛乳、卵



ナイアシン(B3)

糖質、脂質の代謝を促進。脳神経を正常化する。

かつお、レバー、鶏ささみ



パントテン酸(B5)

脂質、糖質、蛋白質の代謝促進。副腎質ホルモンの合成。

レバー、いわし、さけ、卵、さつまいも



ビタミンB6

蛋白質の代謝を促進。抗体、赤血球を作るのに不可欠。

まぐろ、さけ、いわし、レバー、バナナ、さつまいも



ビタミンB12

赤血球の合成を助ける。

レバー、さけ、のり、卵、牛乳



ビオチン

糖質、脂質、蛋白質代謝の促進。

レバー、卵、くるみ、きな粉



コリン

脂肪肝を防ぐ。神経の正常化。

さつまいも、キャベツ、小麦胚



葉酸

赤血球の産生。

レバー、牛肉、じゃがいも、さつまいも



イシノトール

脂肪肝を防ぐ。コレステロールの流れを良くする。

さつまいも、キャベツ、小麦胚芽









ミネラル



カルシウム

強い骨を作る。心臓、筋肉、神経を健康に保つ。

ヨーグルト、スキムミルク、牛乳、小松菜、豆腐、ひじき、ごま



リン

からだの組織に不可欠。

牛乳、肉、魚、卵



マグネシウム

循環器系の健康を守る。

アーモンド、ひじき、りんご



カリウム

細胞の浸透圧を維持。

バナナ、じゃがいも、春菊



ナトリウム

細胞の浸透圧の維持。

こんぶ、ニンジン、おくら、アスパラガス





血液中の酸素を運搬する。

レバー、ひじき、高野豆腐、小松菜





ヘモグロビンの合成を助ける。

レバー、アボカド、アーモンド。



マンガン

骨をつくるのに必要。

卵、玄米ご飯、アーモンド、さつまいも



ヨウ素

甲状腺ホルモンをつくる。

こんぶ、わかめ、卵黄



セレン

抗酸化作用。

いわし、タラ、牛肉、玄米



亜鉛

成長を促進し、傷を早く治す。

牛肉、レバー、鶏ささみ、アーモンド



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