縁の下の力持ち

裏方の一日

『裏方』って言うくらいですから、病院を外から見ているだけでは、いいえ、ちょっと来院されただけでも、何をしているのか分からないのが、裏の仕事のすごいところです。(コワい仕事って事ではないんですが)そこで、数ある裏方仕事の中から、スナップでちょっとお見せしましょう。

● お洗濯

 獣医師や動物看護士の仕事着をはじめ、入院中の動物たちが使ったリネン、そして手術着、ガーゼ、包帯など、病院では洗濯物は毎日山のようにでます。病院をあげて日々洗濯物を生産しているといっても過言でないくらいの量がでるのです。しかも、それを洗濯するだけではなくて、洗濯の前に感染症を予防するための殺菌作業もあるのです。洗濯物は、塩素の殺菌液に30分以上つけられて殺菌されます。手前のブルーのバケツの中身がそれ。それぞれのバケツの布の上に小さなメモ用紙がのせられていて、それには、何時に殺菌作業を始めたかが書いてあります。30分が過ぎたものから、どんどん奥の左手の洗濯機数台で洗濯されます。

● ガーゼの後処理

 洗濯が終わった後、包帯やガーゼは手作業で後処理されます。包帯やガーゼはまだ湿っているうちに一度広げて干します。また、乾燥後付着しているゴミを丁寧に粘着ローラーで取り除き滅菌します。
 毎日たくさんの分量が出るので、手作業で処理をするのは、確かに大変です。使い捨てにしたらものすごく仕事の量が減り私たちは楽だと思います。けれども、”地球にやさしい動物病院”を目指している当院では、できる限りごみの量を減らそうと努力しています。使えるものは、多少コストや手間がかかっても再生し繰り返し使う。この姿勢は、使い捨てが全盛だった時代も、自然保護の見地からずっと貫かれてきました。
 だって、資源は大切で、地球に優しくなければならないでしょ?

● 手術着の毛取り

 洗濯が済み、乾燥の終わった手術着や手術用の布は、粘着ローラーをかけて動物の毛や小さなゴミを取り除きます。動物の毛がついていて、それが手術中に開いている手術部に入ると小さな毛一本でも、それは、立派な異物です。そのようなことは絶対防がなければなりません。特に手術着は、脇の下までしっかりとローラーをかけて念入りに付着物や毛をとります。また、いつでも手術に使えるように新しいガーゼの滅菌の用意をします。毎日毎日、病院の裏方には欠かせない作業です。
 ちなみに、毛をとってきちんとたたんだ手術着や新しいガーゼなどは、その後、高圧滅菌器で121度、1平方センチメートル当たり1.2キログラムの圧力で、15分間滅菌します。この15分というのは、この温度の状況に最低でもこの時間置くということで、加圧、加熱している時間や、冷やして乾燥させている時間は含んでいません。

 最近は手術着や手術帽子、マスク、手術部位を覆う布など使い捨てのものも使用していますのでこれらの手間が以前より少なくなりました。しかし手術で使用した後でも使えるものはその後も多くのものに応用しています。

● 裏方のスタッフ

吉竹 悦子
依頼業者数名

うちのホームページをこんな隅っこまで見てくださったあなたに敬意を表します。

 

東京都板橋区にある犬と猫を中心に診療・治療している動物病院です。質の高い動物医療を提供できるように努めています。(C) 株式会社 ホズミ ALL RIGHTS RESERVED