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雑記帳
進化する動物病院(その4)
1999年6月28日
かれこれ25年ほど前になるが、アメリカのカルフォルニアの獣医大学に見学に行った。そのころある程度のアメリカの情報を知っていたが、いざ目の前にすると日本との違いに腰を抜かすほどであった。まずサンフランシスコの空港でレンタカーを借りるのにすぐには借りることが出来なかった。それは、予約をすることを知らなかったこと、日本では今のようにクレジットカードが発達していなかったことからクレジットカードを持っていなかったことなど、珍道中であった。
そのころアメリカ人は働く時間が少ないものと理解していたが、獣医大学の動物病院の先生方は、朝早くから夜遅くまでちょっとの時間も惜しんで働いているのを見て私の考え方が変わるほどであった。それから2年ほどして今度はロスアンゼルスの動物病院のワンマンプラクティスの病院から、現在の私の病院ぐらいの病院を10件ほど選び見学に行った。こんな中で考えられたことは、アメリカといえども個人病院では差ほどに技術が無く、あまり技術的な質問は出来なかった。しかし大きな病院では、得意とする学問を持った獣医師の先生がおりとてもかなわない状態であった。しかし、もしかすると個人病院では技術的には日本は差ほどに時間をかからず追いつくことが出来ると確信した。それは日本の動物病院はそのころより趣味のように採算を度外視した設備を取り入れようと努力していたからである。現在は、一般開業獣医師においてはアメリカとの隔たりは差ほど無くなっている。大学では病院の大きさではかなわないものがあるが、設備では追いつきつつある。では総て追いつくのはもう少しかというとそうではない。まだおおいに差があるものはAHTと言われる看護婦さんの技術的さは明らかであり、これはいつ頃追いつけるかまだ先が見えていない。

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