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雑記帳 『権勢症候群』が増えている? 人間と動物の関係は社会が安定するにしたがって益々深くなってきています。特に犬は人間のもっとも古い異種の友達として、狩猟、番犬をはじめ多くの役に立ってきてくれています。この犬も最近は人間社会の中で、そして家の中で共に生活をすることでペットから家族動物へと移行してきています。犬が死亡すると家族であるから先祖のお墓に埋葬する人もあると聞いております。益々犬は家族としての地位を確保しつつあります。また、ペットとしては新しい仕事として、老人や障害を受けた人などの介護に介在してリハビリなど治療の手助けをするようにもなってきたことから増して人の役に立っています。 ところで家庭の中で、犬である彼らの地位はどのあたりでしょう。我が家では犬は私と共にベットで寝ます。猫は女房や子供と寝ます。犬は朝子供達を起こすのが自分の役目と思っているのか吠えて起こします。食餌は家人の仕度が終わってから猫が先に与えられ末っ子の犬は最後に与えられています。家人が外室から帰れば真っ先に出迎え全身で喜びを表します。よく言うことも聞きます。夫婦喧嘩の仲裁もします。散歩ではわき目も振らずぴったりとついて歩きます。そして散歩中は道におしっこをしたり便をしたりすることはありません。家に帰ると慌てておしっこをしたり便をします。これは生活する上で他人に迷惑をかけないようにしっかりした考えで“しつけ”をしたからです。たまに家族で出かけるときもできるだけつれていきます。しかし納得がいかない留守番であると犬が考えたと思うときにはゴミ箱がひっくり返っています。いずれにしても家族の一員としては最高の動物です。 しかし、犬を飼ったものの、散歩の時に家人が犬に引っ張られ、人が犬に散歩されているような状態になったり、ひどい場合には引っ張られて転ばされたりしています。また家に訪れた人を吠え続けたり、中には咬みついたりするようになって困り果てて相談されます。それでも犬はそういうもので問題であると感じていない家族もいます。しかしこれはれっきとした『権勢症候群』と言う名前がついている病気と分類されています。犬の問題行動としていますが犬にしてみればいい迷惑です。イヌ科の動物は太古の昔から序列社会をつくっています。序列が決まっていればそれによく従います。彼らは家庭の中でも序列を考えながら活動します。したがって、犬にとって自分の序列を確保する行動の一つとして権勢行動は自然のことなのです。犬が家族の中で親分であると認識していると、その序列から、家族を守らなくてはならないと考えることもあるでしょう。この『権勢症候群』は実は人間が作った犬の病気なのです。
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