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雑記帳
高度医療の基本姿勢
2000年7月15日
高度医療を求めるクライアントさんが時々ありますが、それには十分にその病気を家族が理解をしたうえで、掛かり付けの動物病院でできること、その病気を得意する他の動物病院にお世話になることなどいろいろの条件があります。
高度医療を望むことで考えなくてはならないことは
- まず検査から治療に至るまで時間とお金がかかることその動物にその治療を行うだけの時間とお金を家族が費やすことができるか。たとえば、時間をさいて遠くの病院に行くことができるか。また、治療後も、そのケアに時間がかかる場合が多い
- そのままでは死に至るかあるいは通常に治療では手のつけられない状況にあるので、それ以上の医療を求める。たとえば腎臓移植や、先天性の心臓病の手術など
- 我が国の長年の習慣で、病気になれば医者任せという社会的感覚が現在もあり、この部分でクライアントさんの十分な協力と理解が必要で、最終的に任せた獣医師のせいにしないように自分も協力しなくてはならない
- 動物医療技術の進歩に伴い、多くの高度医療ができるようになったが、その動物の状況を家族全員が十分に理解し、行われようとする治療のプラス面だけではなくマイナス面を納得し後悔しないようにしなくてはならない
- 特に情報化の時代になったことも加わり、その病気の多くの情報を集め、動物病院で納得する説明を受け、同意してから高度医療行為を受けるようにする
- 動物の病気自身の厳しい面に直面したときのためにしっかり担当獣医師と話し合い、方針を立て、それを最後に決定するのは家族全員で十分相談した結果であること
- ヒトと同じ医療をしてほしいと要求する場合、高度医療に対する方程式が確率されているわけではないので、同じような症例でもすべてが完治するものではない。その動物によかれと思い、生命を守るため、あるいは質の高い生活ができるように動物病院は努力している結果である
- 家族動物に対する愛情の重さや想いだけではなく、家族やクライアントさんの満足度にも関係してくることがある
- 真の意味での高度医療が夢の治療法や最高の治療法ではない場合もある
- 高度医療を望む場合、どこの動物病院でその治療を行うことができるかの知識や情報が重要であるが、しかし掛かり付けの動物病院との相談も怠ることの無いようにする

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