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雑記帳
板橋区立こども動物園
2000年5月18日
いま家庭内におけるペットの地位が昔とは大きく変わりました。犬は番犬、猫はねずみ取りといった役割が忘れられ、家族の一員となっています。健康管理についても人間と同じ。それだけに身近に信頼できるペットのドクターを持つことが重要視されます。どうしたら良いドクターを選べるか。体験的な七カ条をあげてみました。
第一条 近所の評判を聞く
自宅近くの犬仲間、猫仲間の会話に耳を傾けて下さい。そこに出てくる獣医師(動物病院)の評判はたいがい当たっています。初めて診療を受ける前に待合室をちょっとのぞいても良い。ペット好きの人たちが話しに花を咲かせて和気あいあいとしていれば、信頼されている動物病院と言えます。
第二条 ドクターとの相性を重視
納得してペットの治療を任せるためには、やはりクライアント(飼い主)とドクターの人間関係が円滑でなければなりません。動物は敏感で、何となくギスギスした関係を察知すると、落ち着かなくなります。どうもおたがいに初対面の印象が悪くて、という場合には他を探された方が良いかもしれません。
第三条 AHTの好感度はもっと重要
ペットは動物病院のような異常な環境に連れてこられることに拒否反応を示します。特に注射などの痛い処置をするドクターは敵なのです。これに対してAHT(アニマル・ヘルス・テクニシャン)と呼ばれる動物看護士は見方。貴女たちがペットを可愛がってくれ、なつかれるAHTがいる病院ならば、診療は半ば成功。またAHTにはその病院の倫理観が反映していると考えて良いでしょう。
第四条 説明は的確か
(社)日本獣医師会ではインフォームド・コンセント(クライアントの知る権利・医師が病状を説明する義務)の徹底宣言をしています。ただしペットの病状が重篤な時には、クライアントもパニックに陥りがちですし、ドクターも生命を助けることに専念して、説明不足になる場合もあり得ます。こんな時、簡潔だが明瞭で心のこもった説明が出来ることが理想ですが、日ごろの信頼関係がベースとなります。
第五条 緊急対応が出来るか
犬や猫では、救急医療を必要とするのは交通事故と胃捻転、または心臓病、肺水腫などの持病が悪化した場合で、ほかは殆どが翌朝まで待ってもだいじょうぶ。それにしても夜間の緊急医療体制の確保は必要。夜間診療要員がいるか、医師の自宅と連絡が取れるか、別の病院の紹介システムができているかなど事前チェックしておきたいものです。
第六条 往診よりも入院
ペットの往診というとぜいたくなようですが、私たちが体験するのは、クライアントが高齢で病院に連れてこられない例が多いのです。往診はやむ得ませんが、応急処置のみで治療には限界があります。私は症状によっては入院をお勧めします。
第七条 社会教育をしているか
ペットは家族に潤いや安らぎをもたらすと同時に社会的な存在でもあります。例えば興味本位で拾った猫を飼育し、子を増やしてしまうなどの環境悪化を防ぐ、正しい飼い方の教育も獣医師の責任です。

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