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ペット栄養学教室 講師:奈良なぎさ ヨーグルトの活用方法 2005.5.8 桜の季節もあっという間に過ぎ去り、新緑の美しい季節になってきましたね。この時期のマメタロウとの早朝からの散歩は本当に気持ちの良いものです。気温の上昇に伴い「犬の新聞」も情報満載らしく、マメタロウは三歩歩いてはとまり、二歩歩いては草の中に顔を突っ込んで、この時期を満喫しています。 この時期、もうひとつ彼に起こりやすいのが人間で言う「胃もたれ」状態です。彼の場合はもともと膵臓機能があまり強くなく、脂肪源には気をつけないと消化不良状態になる傾向があります。さらに、「春」というのは新陳代謝が活発になり、肝臓から毒素を排泄しようとする働きも高まるのでなおさらかもしれません。犬は「脂肪」に嗜好性を示すため、彼らの食生活からそれをはずすことは「食」の楽しみを半減させることにもなります。しかし、一方で散歩のとき草をバリバリ食べていたり、食欲が減退したりしているのを見ると、食べ物を与えた飼い主は自己嫌悪の念にかられるものです。 そこで、我が家では、そんなときの対応策として「ヨーグルトごはん」があります。消化不良時には消化酵素の使用も考えられますが、軽い症状のものであればヨーグルトで代用できます。ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を入れ発酵させて作ったものですが、発酵する過程で様々な消化酵素が含まれ、消化を助けてくれる働きがあるのです。特に、たんぱく質の一部はペプチドやアミノ酸に分解されるため消化吸収が早くなります。そして腸内では、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、悪玉菌が増えにくい環境を作るため吸収がスムーズに行われ、有害菌の発生を抑制して解毒作用をする肝臓の負担を軽減します。さらに、乳酸菌はかりに死んでしまったとしても、腸管を刺激し便通を促す働きがあります。腸管の中では多くの免疫物質が作られるため、腸内の健康を維持することは結果、健康を維持する上で重要だということになります。また、牛乳に豊富に含まれるカルシウムは、ヨーグルトになると乳酸と結合して乳酸カルシウムとなるため吸収が速やかになります。この点においてはカルシウムサプリメントで便秘しがちな場合は、ヨーグルトを毎日少しずつ摂取することでカルシウムサプリメントの量を減らすことができます。 与える量の基準は小型犬で小さじ1~2、中型犬で大さじ1~2、大型犬(体重30kg前後)で大さじ3位を目安にすると良いでしょう。エネルギー量としては1日に摂取している食事量の10%のそのまた1/3くらいが目安です。ヨーグルトには脂肪も多く含まれているため多く摂取するとかえって肥満の原因になったりすることもあるので注意してください。 ヨーグルトは栄養バランスが良い上に、腹持ちも良いので、ダイエット時の間食に糖質の代謝を促すビール酵母などとまぜておやつに利用することもできます。
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