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奈良なぎさ(なら・なぎさ)
プロフィール

1998年 「NEW YORK SCHOOL OF DOG GROOMING」(アメリカ)を卒業。1999年「The British Institute of Homeopathy」(イギリス)の「Nutrition & Herbology」コースを終了。2000年「School of Nutrition Science」(アメリカ)を卒業。同年、アメリカ・カリフォルニア州の「Nutrition Consultants」に登録。現在、当院に動物の栄養指導者として勤務しながら、動物と人間の個体別代謝システムの違いによる効果的な食事方法や、それに伴うライフスタイルなどを「CLAYTON COLLEGE OF NATURAL HEALTH」(アメリカ)の「HOLISTIC NUTRITION」コースを終了。現在、修士課程コースにおいて研究中。日本ペット栄養学会会員。ペット栄養管理士。

 

 

ペット栄養学教室

講師:奈良なぎさ


食を通した健康管理のこだわり 2002.6.29

 寒くなったり暑くなったり、雨が降ったり降らなかったりと変な天気が続いています。こんな時期は体調を崩しやすいので飼い主ともどもよりいっそうの健康管理に機を使いたいものです。
 昨年頃から牛肉にはじまり、鶏肉、牛乳、魚、生ハムなど次々と表示偽造が表面化されてきました。冷凍野菜に基準値以上の農薬が発見されたり、有機野菜ではないのに有機野菜と表示され売られていたりと、いったい何を信じれば良いのでしょう? また、添加物表示も以前に比較するとずっと細かい表示が必要になってきているせいか、パッケージの裏にズラーっと記入されているのを見るたびに、一度手に取ったものを棚に返してしまいます。一方で、そんなことをいちいち気にしていたら食べるものがないのも現状です。さらにそのことがストレスの原因となれば、その方が健康を害する原因としてずっと大きなものであることも事実です。ストレスは諸悪の根源!どんなに健康に気をつけていても処理の出来ない強い「ストレス」があれば、病気になる確率はグンとアップします。そこで私は以下のようなことに気をつけています。

  1. 添加物表示品目の少ないものを買う。
  2. 食材は調理する前に熱湯に通して、農薬またはあくをとる
  3. 加工品はできるだけ購入しない。素材に近いものを食す
  4. 季節の食材を購入する
  5. 好きだからといって同じ食材だけを続けて食べない
  6. ストレスを解放できる方法をいくつか探しておく

こんなところでしょうか。あとは、内臓の健康管理です。特に「肝臓」が重要です。肝臓には非常に多くの重要な働きがあり、「体内で一番の働き者」と行っても過言ではないでしょう。少々の毒が体内に入っても肝臓が健康ならばしっかりと「解毒」し、きれいな血液を体内に送ってくれます。
 つまり、肝臓に負担のかかる食事や生活の仕方は出来るだけ控えたほうが良いということなのです。「じゃあ、どうすれば?」と思いますよね。一言で言えば「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということです。なんでもやりすげれば、たとえ健康に良いと言うことさえ逆効果です。たとえばサプリメント類の過剰摂取がそうですね。
 また、内臓が健康であれば、頭で迷ったとき、何を食べれば良いのかは身体が教えてくれます。たとえば胃の調子が悪いとき、生野菜のようなさっぱりしたものを食べたくなりますよね。それは、濃くなった胃酸を薄めるために身体はアルカリ性食品が欲しいと訴えているのです。また、季節などの自然の教えも重要です。たとえばキュウリやトマトは夏野菜ですよね。これは身体を冷やす役割があります。だから本来暑い夏に食すのは良いのですが、冬場は身体を冷やすことになります。 
 こんなことを考えていると、1年中同じ物を食べるペットフードってどんなもんでしょう?と思ってしまいますが、ペットの健康管理はあくまで飼い主によるもの。飼い主が自分の出来る範囲で無理なく、かつ効果的に食をはじめとした健康管理ができることも重要です。
 結局は飼い主の考え方や健康管理方法がペットに影響してきます。自分と自分のペットにあった健康管理方法を見つけ、自分にとっての良い意味での「こだわり」をもってくださいね。


 

東京都板橋区にある犬と猫を中心に診療・治療している動物病院です。質の高い動物医療を提供できるように努めています。(C) 株式会社 ホズミ ALL RIGHTS RESERVED