院内日誌
マイクロチップの効用
院長 山村穂積(1999年12月29日)
マイクロチップなんか体に入れるのやだ″よ。痛たそうじゃないか。 うちの犬は何処へも行かないよ。 いろいろの考えの飼い主がいますが、実際の経験でお話ししましょう。
柴犬の子犬をペットショップから購入しました。 早速ワクチン接種と一緒にマイクロチップを入れました。一週間後にちょっと門のとを開けていた時にその子はいなくなってしまいました。 それからずいぶんと探しましたが見つかりませんでした。約1ヶ月が過ぎようとしているときに、奥様がその子にそっくりに犬を連れて散歩している人と出会い、声をかけました。しかしその犬をつれていた方はあいまいな返事でしたので、奥様がマイクロチップの話しをしました。 実際にナンバーが一致して始めの飼い主に戻りました。
これは一例ですが、家族として育った動物が、阪神大震災の時のように天災で離れてしまったり、火事や地震、そして雷や花火でも飛び出して行方不明となることがあります。猫などは交通事故などにより飼い主不明で動物病院に運び込まれることも多くあります。犬も鑑札を付けていないことが多く不慮の事故の時に飼い主を捜すことが出来ません。動物病院には”いなくなった””保護した”などの問い合わせや手紙が多くあります。このときには一番事情を知っている犬や猫はお話が出来ないので何も情報を伝えることが出来ず、拾った人も飼い主を確認することが出来ません。マイクロチップを挿入して登録してあれば、お互いに探すことが出来ます。 外国帰りの犬はマイクロチップを入れています。近年はマイクロチップの世界登録が考えられ、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国など普及し、インターネットの発達によります。 犬も猫も、またフェレットなど見分けの付きにくい動物達などマイクロチップの効用は多くあると考えられます。 もし必要と思う方がありましたら当院に相談して下さい。