院内日誌
犬も便秘をしますか?
院長 山村穂積(1997年4月7日)
犬も年をとってくると便秘気味になるものでしょうか?こんな質問を受けるときがあります。それは年齢で便秘気味になるのではありません。一番多い犬の便秘という症状を見てみると、便秘というよりも排便困難です。このような状態を便秘と思っている人がいらっしゃいます。 いずれにしてもこのような症状が多いのは、年齢にもよりますが中年(7才ぐらい)を過ぎているのであれば、会陰ヘルニアがあります。エインとは、お尻の肛門の周りをいいますが、この部位にヘルニアが起こり、直腸が変位してしまいその部位に便が溜まってしまいます。そして便がでなくなってしまいます。これを治療するには手術しか方法がありませんが、時々手術を嫌がる飼い主がいます。実際に犬が手術を拒否することは余り考えられません。 このヘルニアという言葉は、犬の場合フィラリアと混同している飼い主さんがいます。フィラリアとヘルニアはまったく違いますのでご理解ください。フィラリアは蚊から移る病気です。ヘルニアは、内臓臓器がどこか別の場所に移動してしまった状態です。 ヘルニアは予防方法がありませんが、フィラリアは予防ができます。そういえば、そろそろ予防を始める時期がきますよ。