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院内日誌

タマの足が!!

山岡新生(2002年4月30日)

 タマちゃん(4ヶ月)は知り合いから譲り受けAさん宅の家族の一員となり、元気に家の中を飛び回ってたそうです。
 当日も普段通り、部屋に放して遊ばしていたところ、ふと目を離した隙にタマちゃんはソファーをよじ登り、さらに上のタンスに登ろうとしたまではよかったのですが着地した場所が不安定な箱の上で、その箱は無情にもその衝撃に耐えられず滑り落ち、そしてタマちゃんも一緒に・・・・。朝、タマちゃんの足を見てパンパンに腫れているに気付き当院に来院されました。
 早速、レントゲン検査行ったところ、脛骨骨幹の「若木(または生木)骨折」でした。骨折にもいろいろあり、タマちゃんのように成長期で骨が柔らかい場合に、骨折部位が折れた若木(または生木)に似ていることからこう呼ばれます。この骨折の場合、一般的な骨に板やピンを打ち込むような整復は困難なために患部に分厚いテーピングをすることで固定をして様子を見ることにしました。成長期で骨も伸び、当然足自体も大きくなるので、テーピングで皮膚が擦れないように何度も巻き替えに、タマちゃんに通院してもらいました。一ヶ月後再検査でようやく骨折線もなくなり、タマちゃんは無事に固定もはずすことができました。
 しかし、タマちゃんはなかなか足を使ってくれませんでした。成猫で骨折した場合、よほどの場合を除いてしばらくすると足を使って歩くようになります。しかしタマちゃんの場合は成長期で一番骨の伸びる時期に固定のため足を着くことができませんでした。本来、重力を感じて発達するべき筋肉、腱、神経、骨などの全ての成長機能が骨折により妨げられ結果、足の曲げ伸ばしという基本的な神経機能も危ぶまれ、さらに足を使わなくなってしまったのです。
 このまま足を使わないとどんどん悪化していくので、いまはこつこつとマッサージを繰り返し徐々にですが足を使うようになってくれています。がんばれタマちゃん!!


 

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