|
手術室
●当院の手術設備
■ ガス麻酔器と手術台
人間の場合の全身麻酔で用いられているのが、このガス麻酔です。当院では、6台のガス麻酔器をそろえています。確かに、麻酔薬を注射するほうが薬剤や設備の面から言うと、安価で容易のように感じる方もあるかもしれません。しかし、安全性から言うと、ガス麻酔のほうがずっとポイントが高いのです。少しでも安全性が高い医療、動物の身体に負担のかからない医療を目指すことが、結果的には飼い主さんにとっても一番いいことだと私たちは確信しています。
また、各種モニター、たとえばカプノマックと言われる各種のガス濃度が計れる器械や血圧計など各麻酔機ごとにそろえてあります。
■ 通常ペットといわれる動物の麻酔
例えば犬、猫、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモット、インコなどに対応出来るようになっておりますのでご安心下さい。
■ マイクロ顕微鏡手術とレーザー手術
小さな動物の身体の細かな手先の作業を伴う手術、眼科手術、耳鼻科手術、開頭手術などのため、顕微鏡を使って患部を拡大しながら手術を行う設備もあります。また、眼科手術をはじめとしてレーザーによる手術も行っております。
●手術について
手術中は、最新の麻酔技術とそれに必要なモニタリング(心電図、血中酸素・炭酸ガス及び麻酔ガス濃度、血圧などの諸設備)をしながら、より安全に手術を行うことができるようになっています。
●手術前のお願い
■ 予約された方は、前日夜9時以降、飲食をさせないでください。
■ 手術の前日には、過度な運動は控えさせてください。もし、元気に走り回ってしまうようでしたら、ケージの中で静かに過ごさせるという方法も御一考ください。
■ 手術の立ち会いはできません。
■ 手術の前には、説明や内容をよくご理解いただいた上で、承諾書に署名・押印して提出していただきます。
■ 術式、見積、予後のケアなどを、事前にきちんとご説明いたします。
●承諾書について
当院にペットを入院させ、または手術を受けるときに、飼い主さんに色々な注意事項、その他治療方法、予後、概算予算などご説明いたしますが、各種書類にご承諾の署名や印鑑をいただきます。
承諾書の見本
●手術室
手術室はフィルターを通した陽圧を加えて無菌室にしています。3台の手術台が同時に動くことが出来ます。

救急救命室
●救命救急室
救命救急での手当てが必要な状況の動物は、いわば『VIP(Very Important Pet)』です。従ってすべてに優先して、治療とケアが与えられます。心臓病、交通事故で重傷を負って運び込まれる動物などが、主となります。
●救命救急室で手当てが必要な時
出血やショックなど全身状態や状況は色々ですが、各種モニターを駆使しながら人工呼吸と共に数名の獣医師と看護婦が救命にあたります。その場で手術を施す場合や、時により開胸して心臓マッサージをしながら救命処置と平行して障害のある部位を発見し、すぐさま可能な限りの救急救命手当てを行います。

歯科治療室
● 歯科治療室
動物の歯医者さんのような部屋です。人間とは違って全身麻酔をします。この部屋には2台の全身麻酔器をそろえていて、2匹の動物が同時に治療できます。歯垢・歯石除去、歯冠修復、歯内療法、その他などを行っております。
● 歯科用設備
歯科用の設備(人間の歯医者さんと同じ設備の動物版)はありますが、極度に悪くなった歯は抜くしかないので、愛犬、愛猫の歯磨きは小さいころから、慣らしてあげるといいでしょう。写真の器具が、歯科用設備(動物用歯科ユニット)です。このほか歯科に必要なレントゲンや治療器具をそろえています。

検査室
どこが痛いのか、何が苦しいのか、気分がどんな風にわるいのか、動物たちは話してくれることはできません。指にはめると動物と話ができるという伝説のソロモン王の指輪の行方はわかりませんし、ドリトル先生のような動物の言葉をしゃべる特別な技術のない私たち(ごめんなさいね、動物さんたち!!)が、彼らのためにしてあげられることは、きちんと検査をしてあげることです。
血液検査はもちろん、できる限りの検査をすることで、具体的な病気とその原因を探り出し、治してあげること、もし治してあげられないなら、せめて少しでも苦痛を軽減してあげる方法を探し出すこと、それが、私達の仕事です。
そのために、当院には以下のような設備が導入されています。
- 検査用顕微鏡-----検便、耳ダニの検査などの他、腫瘍細胞などを染色して直ちに結果を出すことがごく当たり前に行われ使用されています。
- 尿検査器具-----糖尿病や腎臓機能など数分で結果が出ます。
- レントゲン装置-----歯科用レントゲンでは歯の治療や治療中の歯根の確認などに使用します。また、コンピューターによるレントゲン装置でどのような大きさの動物でも撮影できます。
- 眼科用検査器具一式-----例えば眼底カメラ、スリットランプなどを利用し眼底の血管や出血、レンズの濁り、角膜表面の細かい検査など行うことが出来ます。
- 超音波診断装置-----腹部や妊娠の診断、腫瘍などの検査、カラードプラーによる心臓の奇形や機能検査をします。
- 心電図・心音図-----心臓の不整脈や音の異常を検査します。
- 血液検査器-----一般血液検査は検査センターに依頼しています。カリウムなど救急を要する血液検査はその場で結果が出ます。
また、当院の検査器具では分析できない血液や免疫、その他アレルギー検査などは、外部に委託していますが、人間の検査と同じように、迅速に結果を入手しています。また、CTスキャンや、MRIなどの大規模な検査機器を必要とする非観血的検査(身体を傷つけることなく、検査を行うこと)、直接開いてみないとわからないような細かな神経や血管の異常まで発見する検査、その他特殊な病気や診断不能の病気など、東京大学、東京農工大学、日本大学、麻布大学、日本獣医畜産大学などの動物病院に検査や治療を依頼しています。院長は日本大学アニマル・メディカル・センターの非常勤講師をしています。

処置室
● 処置室とは
3階の処置室は入院動物の治療処置を行うスペースです。備え付けの6台の処置台で行われます。病院内は、医療用空気清浄器、エアロクリーンを数台備えてあり、院内をクリーンな空気にするように衛生管理に努力しています。
● 処置室の設備について
■ フィラリア(犬糸状虫)の摘出設備
フィラリアに感染してしまった犬を手術によってフィラリア虫体を取り除きます。これは、首の血管から長いフレキシブル鉗子を挿入し、レントゲンや超音波で確認をしながら取り出します。


|